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選び方・比べ方

運用期間で比べる:短期の募集はどれだけあるか

2026/10/14 更新|各社の公開情報から作成

2026年9月時点・クラカレの記録では、不動産クラファンの募集の3分の2ほどが運用期間7〜12か月で、6か月以下の短期の募集は全体の2割ほどでした。運用期間は予定の期間で、早く終わることも延びることもあります。申し込んでから運用が始まるまでの期間も含まれませんので、お金を使う予定がある人はその分も見込んでおく必要があります。

運用期間とは

運用が始まってから終わるまでの予定の期間

運用期間は、出資したお金で物件の運用が始まる日(運用開始日)から、運用を終える日(運用終了日)までの予定の期間です。案件ページでは「運用期間12か月」のように月数で書かれ、運用開始日と終了日の予定日が添えられていることもあります。

運用期間に入らない期間

募集の期間や、当選・入金の後に運用が始まるまでの期間は、運用期間に含まれません。運用が終わってからお金が口座に入る(償還される)までにも、日数がかかります。事前入金の事業者では、募集を待つ間も口座にお金を置いておくことになります。運用期間が6か月の募集でも、お金を使えない期間は6か月より長くなるのです。申込から償還までの流れは申込から分配までの流れで書いています。

途中でやめられるか

契約書面を受け取ってから8日間

不動産特定共同事業法の契約では、契約成立時の書面を受け取った日から8日を過ぎるまでは、書面で契約を解除できます。この解除で、事業者は損害賠償や違約金を求めることができないと定められています(不動産特定共同事業法 第26条)。

8日を過ぎた後

8日を過ぎた後の途中解約や、出資の持分を他の人へ譲る仕組みがあるかどうかは、事業者と募集の契約によって違います。できる場合でも手数料がかかることがありますので、契約成立前書面の「解除」「譲渡」の項目を見ておきましょう。

早期償還と延長

早く終わる(早期償還)

物件が予定より早く売れた場合などに、運用期間の途中で運用を終え、お金を返すことがあります。これを早期償還と呼びます。元本は戻りますが、分配は運用した期間の分になりますので、予定していた受け取りより少なくなってしまいます。

延びる(延長)

物件の売却が予定どおりに進まない場合などに、運用期間が延びることがあります。延長できる期間や、その間の分配の扱いは契約によって違います。延長があり得るかどうかも、契約成立前書面で確かめられます。

運用期間どおりに償還された割合は、償還の記録が貯まるまでには年単位の時間がかかりますので、クラカレではまだ出していません。

短期の募集はどれだけあるか

表は、2026年9月1日以降に始まった募集を、運用期間の帯ごとに数えたものです。

クラカレのデータ|最終更新 10/15(木) 15:39
運用期間全体不特法の許可の事業者金融商品取引業の登録の事業者
3か月以下5件(4%)3件(8%)2件(2%)
4〜6か月26件(19%)10件(28%)16件(16%)
7〜12か月86件(64%)17件(47%)69件(70%)
13〜24か月13件(10%)2件(6%)11件(11%)
25か月以上4件(3%)4件(11%)0件(0%)
2026年9月1日以降に始まった募集のうち、運用期間が分かる134件(不特法の許可の事業者36件・金融商品取引業の登録の事業者98件)。「不特法の許可の事業者」は不動産特定共同事業の許可で募集する事業者、「金融商品取引業の登録の事業者」はその許可を持たず金融商品取引業の登録で募集する事業者(貸付型など)。この表は記録の更新にあわせて入れ替わります。

2026年9月時点の記録では、7〜12か月の帯に3分の2ほどの募集が集まっています。6か月以下の募集は、3か月以下と4〜6か月を合わせて2割ほどです。13か月以上の募集は1割ほどで、25か月以上の長い募集も少しあります。

帯の分け方

運用期間は案件ページの月数で分けています。12か月の募集は「7〜12か月」、6か月の募集は「4〜6か月」に入ります。

事業者ごとの運用期間

表は、2026年9月1日以降の募集について、事業者ごとの想定利回りと運用期間の中央値です。

クラカレのデータ|最終更新 10/15(木) 15:39
事業者募集想定利回り(中央値)運用期間(中央値)
AGクラウドファンディング11件7.0%12か月
CAMEL6件13.0%5か月
CAPIMA2件7.5%12か月
COMMOSUS5件6.0%7か月
COZUCHI3件4.5%36か月
CREAL1件6.3%36か月
Funds1件5.31%24か月
Funvest9件3.55%8か月
J.LENDING1件5.0%7か月
LENDEX24件9.5%12か月
Rimple2件2.7%6か月
TECROWD3件15.5%12か月
TSON FUNDING10件6.0%10か月
クラウドバンク17件6.5%10か月
トモタク2件7.25%11.5か月
バンカーズ28件8.0%12か月
みんなの年金3件8.0%12か月
利回りくん6件4.6%5か月
2026年9月1日以降に募集が始まった案件。利回りは年率の予定で、保証されたものではありません。この表は記録の更新にあわせて入れ替わります。

2026年9月時点の記録では、利回りくんの中央値が5か月、R Rimpleが6か月と短く、COZUCHIとCREALは36か月でした。ただし、R RimpleとCREALはこの期間の募集が1〜2件ですので、その数件の値がそのまま出ています。件数の少ない事業者は、ほかの時期の募集では期間が違うこともあります。

運用期間の中央値が短い順に並べた表は、運用期間のランキングにあります。事実の数字1つで並べ替えたもので、短い事業者が良いという意味ではありません。

短期の募集を見るときに

受け取る額は小さくなる

想定利回りは年率ですので、同じ利回りなら期間が短いほど受け取る額は小さくなります。10万円を年6%で3か月運用すると、税金がかかる前の分配は1,500円です。年率を円に直す方法は想定利回りの見方で書いています。

手数料の重みが大きくなる

短期の募集では受け取る額が小さいので、入金のときの振込手数料や出金の手数料が、受け取る額に比べて重くなります。短期の募集をくり返すと、そのたびに手数料がかかる事業者もあります。手数料は事前入金と申込後入金の違いで一覧にしています。

次の出資までの待ち時間

短期の募集で償還されたお金を次の募集に回そうとしても、次の募集に申し込めるとは限りません。先着の募集ですぐに満額になれば、お金を置いたまま次の募集を待つことになります。運用期間が短いことと、お金が働いている期間が長いことは、同じではないのです。

長期の募集を見るときに

運用期間が2年や3年の募集では、その間に物件のまわりの状況や事業者の状況が変わることがあります。8日を過ぎると途中でやめられない募集もありますので、その期間にお金を使う予定が無いかを先に考えておく必要があります。運用期間が長いことで想定利回りが変わるかどうかは募集ごとに違いますので、利回りの根拠とあわせて契約成立前書面で確かめましょう。

よくある質問

Q. 運用期間が短い募集ほど、想定利回りは低いのですか

A. 事業者ごとの中央値を見ると、運用期間が短くて利回りの低い事業者もあれば、運用期間は同じ程度でも利回りが違う事業者もあります。期間と利回りの関係を全体で数えた集計は、クラカレではまだ出していません。

Q. 償還されたお金はいつ口座に入りますか

A. 運用終了日から償還までの日数は、事業者と募集によって違います。登録した銀行口座へ直接振り込む事業者もあれば、事業者側の口座に入り、そこから出金する事業者もあります。案件ページの償還予定日と、各社の案内を見てください。

Q. 運用期間が1年未満の募集だけを探せますか

A. 募集の一覧とカレンダーで、いま募集中と募集予定の案件の運用期間を見られます。

運用期間は、各社の公開情報(案件ページの表示)をもとにしたクラカレの記録です。予定の期間で、早期償還や延長によって変わることがあります。

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文:クラカレ編集部

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