クラカレに掲載している事業者の多くは1万円から申し込めますが、10万円からの事業者もあり、Fundsのように1円単位で申し込める事業者もあります。少額で出資すると受け取る分配も小さくなりますので、最低投資額だけでなく振込や出金の手数料とあわせて見ておくと、受け取る額を見誤らずに済みます。
最低投資額とは
1口の金額と口数
最低投資額は、1つの募集に申し込める最も小さい金額です。「1口1万円」のように1口の金額を決めている募集では、1口から申し込めるなら1万円、10口からなら10万円が最低投資額になります。Funvestのように「10万円(10口)以上」と口数で決めている事業者もあります。
1人あたりの上限がある募集も
最低の額とは反対に、1人が申し込める額の上限を決めている募集もあります。たとえばFunvestの募集には1人あたりの上限が書かれていて、上限の額は募集ごとに違います。
事業者ごとの最低投資額
表は、記録した全件の案件ページの表示、または事業者の案内による最低投資額です。事業者ごとに、いちばん多い額と、その額だった案件の件数を出しています。
| 事業者 | 最低投資額(いちばん多い額) | その額の件数 |
|---|---|---|
| 1円 | 11件/11件 | |
| 1万円 | 4件/4件 | |
| CCAMEL | 10万円 | 5件/6件 |
| 1万円 | 1件/1件 | |
| 1万円 | 9件/9件 | |
| 1万円 | 136件/146件 | |
| 1万円 | 27件/27件 | |
| 1円 | 22件/22件 | |
| 10万円 | 18件/18件 | |
| 50万円 | 90件/90件 | |
| 2万円 | 88件/88件 | |
| 1万円 | 30件/30件 | |
| RRimple | 1万円 | 6件/6件 |
| 10万円 | 12件/12件 | |
| 10万円 | 35件/35件 | |
| 1万円 | 4件/6件 | |
| 1万円 | 40件/40件 | |
| 1万円 | 50件/50件 | |
| 5万円 | 1件/1件 | |
| 1万円 | 54件/54件 | |
| 1万円 | 8件/10件 | |
| 10万円 | 15件/15件 | |
| 1万円 | 16件/16件 |
表の読み方
「その額の件数」が全件と同じ事業者は、記録したどの募集も同じ最低投資額でした。COZUCHIやプレファンのように全件と一致しない事業者は、募集によって最低投資額が違うことがあります。申し込む前には、その募集の案件ページで額を確かめておきましょう。
また、件数が1件の事業者は、その1件の額をそのまま出しています。トモタクのように記録した件数の少ない事業者は、ほかの募集では額が違うこともあります。
1万円・10万円・それ以外
2026年10月時点の記録では、1万円が最も多く、次に10万円からの事業者がまとまっています。LENDEXは2万円、トモタクは5万円からでした。Fundsは1円から申し込めるとしていて、ほかの事業者とは決め方が違います。
少額で出資するときに見ておくこと
受け取る分配の額
想定利回りは年率ですので、出資額が小さければ受け取る額も小さくなります。
| 出資額 | 想定利回り(年率) | 運用期間 | 税金がかかる前の分配 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 6% | 12か月 | 600円 |
| 1万円 | 6% | 6か月 | 300円 |
| 10万円 | 6% | 6か月 | 3,000円 |
想定利回りは予定の値で、元本も分配も保証されたものではありません。分配には税金もかかります(分配金の税金)。年率を円に直す方法は想定利回りの見方で書いています。
振込と出金の手数料
1万円で6か月運用して300円ほどの分配を受け取る場合、出資金の振込や出金で100円台の手数料がかかれば、受け取る額の半分ほどが手数料で消えてしまいます。少額で出資するときほど、手数料の決め方が受け取る額に響きます。
出金・払戻の手数料は、無料の事業者もあれば、他行宛だと1回あたり100円台から300円台かかる事業者もあります。月に何回までは無料と決めている事業者もありますので、事前入金と申込後入金の違いの表で確かめてください。
事前入金の事業者では、残高が最低投資額に届いている必要がある
事前入金の事業者では、口座の残高の範囲で申し込みます。CAPIMAの案内には、残高が最低投資額に届かなければ申し込めないとあります。分配や償還で口座に残った端数が最低投資額に届かないと、そのままでは次の募集に使えないことがあります。
小規模不動産特定共同事業の上限
不動産特定共同事業には許可ではなく登録で行える「小規模不動産特定共同事業」があり、投資家1人あたりの出資額は原則100万円以下、出資総額は1億円以下とされています(国土交通省「不動産特定共同事業の許可とは」)。この枠組みの募集では、最低投資額とは別に、1人が出資できる額にも上限があることになります。
事業者がどの許可・登録で募集しているかは、事業者の一覧と各事業者のページで見られます。許可と登録の違いは不特法の許可で書いています。
よくある質問
Q. 1円から申し込めるのはどういう仕組みですか
A. Fundsは、1円単位で申し込める決め方をしています。1口の金額を決めて口数で申し込む事業者とは、金額の決め方が違います。条件はFundsの案内で確かめてください。
Q. 最低投資額が低い事業者ほど、買いやすいのですか
A. 最低投資額が低いと申し込みやすくはなりますが、出資できるかどうかは先着の募集なら満額になるまでの時間で、抽選の募集なら倍率で変わります。最低投資額と買いやすさの関係は、クラカレではまだ集計していません。満額までの様子は「申し込んでも買えない」は本当かで扱っています。
Q. 最低投資額で並べたランキングはありますか
A. 最低投資額は、まだランキングのページにしていません。この記事の表で、事業者ごとの額を見られます。比べるほかの項目は比べるときに見る項目にまとめています。
最低投資額は、各社の公開情報(案件ページの表示・事業者の案内)をもとにしたクラカレの記録です。額は募集ごとに違うことがありますので、申し込む前に各事業者の案件ページで確かめてください。